教員が女子児童らを盗撮し交流サイト(SNS)のグループチャットで画像を共有したとされる事件で、性的姿態撮影処罰法違反や器物損壊などの罪に問われたグループ開設者で名古屋市立小の元教諭和田(旧姓森山)勇二被告(42)の論告求刑公判が23日、名古屋地裁で開かれた。検察側は懲役4年を求刑し、弁護側は執行猶予付き判決を求め結審した。判決は4月16日。

論告で検察側は、自らの立場を利用して下着の撮影だけでなく、グループに共有し、教え子の画像がどう扱われるか分からない状況をつくったと指摘。グループの開設により各犯罪を助長させたと述べた。

弁護側は、懲戒免職となって社会的制裁を受け、性嗜好(しこう)障害の治療もしていると主張。被告は最終意見陳述で「被害者の方を傷つけ取り返しがつかない。申し訳なく思っている」と述べた。

起訴状によると、2024年9月、校外学習で訪れた名古屋市内の消防署で当時9歳の女児の下着を盗撮し、チャットに画像を送信。同年10月~昨年6月には自宅で複数の女児のリコーダーに体液を付けたなどとしている。

地裁は今月19日、グループの全メンバーとされる7人のうち、北海道千歳市立中の元教諭(41)ら2人に一連の事件で初めて判決を言い渡し、いずれも懲役3年、執行猶予5年だった。(共同)