★20~22日に実施した読売新聞の世論調査。その結果に政界に衝撃が走っている。中道改革連合の政党支持率は2月の前回調査からさらに3ポイント減り2%となった。政党支持は自民党が39%(前回43%)。参政党が5%(同4%)、国民民主党4%(同5%)、チームみらい3%(同6%)、日本維新の会2%(同3%)、中道改革連合2%(同5%)、共産党2%(同2%)。無党派層は35%(同24%)。野党の勢力図は議席支配率だけでなく大きく様変わりしている。
★ある旧立憲民主党元議員は「ここまでくれば存立危機事態だよ」と自嘲気味に言うが、自民党圧勝の陰に野党の崩壊がある。先の衆院選までは少数与党・自民党に各党は付け入る隙があり、自民党と共に法案をまとめるなど各野党が協調路線を敷いた。そこにあぐらをかき、すぐにでも連立に誘われるはずと与党との会合のたび、政策の条件のハードルを上げ続けた結果、自民党から付き合いきれないと距離を置かれた政党もあれば、硬軟取り混ぜた駆け引きができずに距離を置かれた政党もある。「結局政治慣れしない、手練手管を持たない、いわば与党と野党の差があまりにも大きいということ。では与党が立派かと言えば、使い勝手のいい連立のパートナーがいればいいだけ。つまりどの党も国民不在にほかならず、いずれも政治家のレベルは下がっているのだから」(自民党ベテラン議員)。
★さて中道だが、旧公明党や参院の公明や立憲との関係もはっきりしない中、立て直すにも、国民は何を軸に評価したらいいのかわからない。公明党は26年間、自民党と連立を組んでいたために、立憲と相いれない政策が多数あったが、選挙前の執行部は公明が自民と賛成してきた政策を丸のみしたのだから議員も候補者も有権者も混乱する。それを立憲は「現実路線」としたが、それを国民は受け入れなかった。役人出身中心の現・中道執行部は頭がいいかも知れないが、地べたをはうことも遠回りすることも泥くさいことも苦手そうだ。それでは国民の求めていることは最後までわからないだろう。国民が投票したくなる野党、それがいずれ与党になるような塊を作ることはできるか。(K)※敬称略


