斎藤元彦兵庫県知事は25日、疑惑告発者の私的情報漏えい問題を巡り、昨年の6月議会に提出し、採決見送りが続いていた知事給与減額条例改正案を撤回した。議会側も承認した。共に減給対象だった服部洋平副知事が任期満了で退任するのが理由。斎藤氏のみを対象とした修正案を6月に出す見通しで、扱いの議論は仕切り直しになる。
議会は開会中の定例会会期末の25日、新たな副知事に守本真一農林水産部長(59)と、守本豊企画部長(56)を充てる人事にも同意。斎藤氏の疑惑告発文書問題の影響で、副知事2人のうちの1人が1年半以上欠けていた状況が解消される。
私的情報漏えい問題では、元総務部長が県議に漏らしたと第三者委員会が認定。斎藤氏らが指示した可能性を指摘した。
斎藤氏は関与を否定した上で給与の50%、服部氏は給与の25%を3カ月分減額する案を昨年6月に提出。議会側は主要会派が問題の幕引きを懸念して採決を避け、これまでに3回、継続審議となった経緯がある。
県警は今年2月、地方公務員法違反容疑で元総務部長を書類送検。漏えい問題では斎藤氏らへの告発も神戸地検が受理しており、議会側は地検の判断を注視する構えだ。(共同)

