JR九州が誇る日本初のクルーズトレイン「ななつ星 in 九州」の特別展示イベントが27日、東京・銀座の「GINZA SIX」6階にある「銀座 蔦屋書店」で始まった。都内での開催は初めてだ。同列車内で使われている、十四代酒井田柿右衛門作の洗面鉢を列車外で初めて公開。このほか、源右衛門窯の器など車内を彩る工芸品、クラシックでありながらも機能性を併せ持つ特注の家具などを実物展示する。

13年前にデビューした「ななつ星」は、この形の豪華列車の草分け的存在。イベントを通じて日本、そして九州が持つ「美」「文化」をアートやデザイン、工芸、映像などで感じてもらう。最初の運行以来、築き上げてきた取り組みの一環だ。列車の知名度だけではなく、中身やコンセプト、世界観も知ってもらおうと今回東京に進出した。

JR九州は国鉄の分割民営化後、平成の訪れとともに観光列車(D&S=デザイン・アンド・ストーリー=列車)のはしりでもある「ゆふいんの森」「A列車で行こう」「指宿のたまて箱」などを走らせてきた。「ななつ星」はその発展型。後を追うように、2017年にはJR東日本「TRAIN SUITE四季島」、JR西日本「TWILIGHT EXPRESS瑞風」がデビューしている。

26日、JR九州は「ななつ星 in 九州」の新たなコースも発表。イベント告知や会場でのオリジナルグッズの販売も含め、訪日外国人(インバウンド)だけではなく、40~50代にアプローチする狙いもある。

このイベント、27日は午後9時まで。28日も午前10時30分から午後7時まで開催される。JR九州では、今回の開催の後、ほかの場所での特別展示イベントも検討しているという。