ヴィッセル神戸MF日高光揮(22)がJ初ゴールで神戸に勝ち点をもたらした。

0-1で迎えた後半23分、ペナルティーエリア内でこぼれ球を拾うと、斜め左に持ち出して、左足を一閃(いっせん)。力強いシュートをゴール左上に突き刺した。「あそこにボールが入ってきたタイミングで、もう振り抜こうと思っていた。イメージ通り振り抜けた」。22年の神戸加入以来、国内リーグでは3度目となる45分以上の出場機会でのJ初ゴールに喜びを爆発させた。

大阪・堺市出身の日高にとって、思い出深い地での初ゴールとなった。「小学生の時から見に来ていたチーム、スタジアムで決められたのはすごくうれしかったし、感慨深いもの」。家族や友人も観戦に訪れた一戦での一撃に「やっと結果という形で見せられて良かった」としみじみと話した。

昨季までは本来主戦場とする中盤でプレーするだけでなく、慣れないサイドバックで起用されるなど、苦戦続きだった。しかし「うまくいかへんことがほとんどだった」という過去と決別するため、今季はプレシーズンから好調を維持してミヒャエル・スキッベ監督に猛アピール。「彼のここまでの成長に非常に満足している」と評価されるまでのパフォーマンスで、徐々に出場機会を得た。

ようやくゴールという結果を残したとはいえ、まだまだこれから。19歳のDF山田海斗や18歳の浜崎健斗が起用される状況に危機感も強く「5年目になるし、与えられたチャンスをつかむことをイメージしてやっている」と口にした22歳は、ここからの飛躍に力を込めた。【永田淳】

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