女子日本代表ロコ・ソラーレがカナダと1次リーグ最終戦を戦い、5-6と惜敗した。これで9勝3敗となり、3位で1次リーグを突破した。
勝った方が単独2位となり、1次リーグ3~6位で行われるプレーオフを飛ばして直接、準決勝に進出できたが、カナダが2位通過となった。1位通過はスイス。
カナダ戦に先立ち午前5時(日本時間)から始まった米国戦では8-1と圧勝した。
第7エンドに3点をスチールし、米国が相手の勝利を認めるコンシード。これで日本は5連勝としていた。
日本は第10戦で対戦した中国を延長戦の末に破り、4連勝を果たした。8勝2敗として、2戦を残して1次リーグ6位以内を確定させた。
予選は、出場13チームが総当たり戦を行い、上位6チームが予選を通過。予選3位と同6位、同4位と同5位がプレーオフを行い、準決勝は、同1位が同4位と同5位の勝者と、同2位が同3位と同6位の勝者と、それぞれ対戦する。準決勝の勝者が決勝へ、敗者は3位決定戦に進む。
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カナダ戦(午前10時)
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| カナダ | 1 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 6 |
| 日本(ロコ・ソラーレ) | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 1 | 1 | 5 |
■■■■試合経過■■■■
第1エンド
日本はリード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サード小穴桃里、スキップ藤沢五月の4人で臨む。
第1エンドの先攻は日本、有利な後攻はカナダ。日本がセンターガードを置き、両者がハウス(円)の中で打ち出し合う展開になる。セカンド鈴木の2投目は、相手のストーンをはじきつつ、自分のストーン(石)も外に出る。カナダセカンドが2投目でガードを外し、ストーンがなくなる。サード小穴がハウスに石を置き、再び両者がはじき出し合う展開。カナダは両者無得点のブランクエンドを狙い、日本の石をはじき出すが、自軍の石がハウスに残ってしまう。カナダが想定外に1点先制し、0-1となり先攻後攻が入れ替わる。
第2エンド
第2エンドは日本が後攻。カナダがセンターガードを置き、日本がハウスに石を入れる。カナダが円心に2つの石を置くが、セカンド鈴木が1投目で、手前の石をはじく「ランバック」で石2つを動かす。サード小穴の2投目でハウス中心の相手ストーンをはじくが、カナダがナンバー1をキープ。カナダのスキップ2投目までで、カナダがナンバー3までを持つ。藤沢のラストショットは円心を狙うが、カナダの石に阻まれる。カナダに1点スチールを許し、0-2となる。
第3エンド
第3エンドも変わらず日本が後攻。カナダがセンターガード、日本がコーナーガードを置き、ハウスに石がたまる展開になる。サード小穴は1投目で相手ガードを飛ばして、ハウスの石を動かす。2投目で再びランバックを投げて、カナダの石をはじき出し、日本がナンバー1、2を持つ。しかし、カナダスキップが2投目でダブルテークアウトを成功。日本の石がハウスからなくなり、カナダの石3つだけが残る。スキップ藤沢はドローを決めて1点を確保。2―1とする。
第4エンド
第4エンドはカナダが後攻。日本がセンターガードを置き、カナダはハウスに石を置く。セカンド鈴木は1投目でダブルテークアウトを成功。以降は1つの石を打ち出し合う展開が続く。スキップ藤沢の最終投は、3人でスイープするもののハウスに届かない。カナダはラストショットをスルーさせて、両者無得点のブランクエンドを選択する。
第5エンド
第5エンドはカナダが後攻。日本がセンターガードを縦に2つ並べて置き、カナダがハウスに石をためる展開。サードまでの投球を終えて、カナダの石3つだけがハウスに残る。スキップ藤沢は1投目で、ガードをはじく「ランバック」で相手のナンバー1、2をはじき出す。カナダスキップの1投目で、再びカナダがナンバー1、2を持つが、藤沢が最終投でダブルテークアウトを決める。カナダは2エンド連続でブランクエンドを選択。日本は1-2と1点ビハインドで前半を終える。
第6エンド
第6エンドもカナダが後攻。両者のストーンがハウスにたまる展開になる。セカンド鈴木が相手の石の間を通して、円心に運ぶ。セカンドまでで、互いの石が3つずつ円内に置かれ、日本がナンバー1をキープ。サード小穴がガードを置くが、カナダが外す。カナダサードが2投目でナンバー1~3を持つが、藤沢が1投目で相手の石3つをはじき、今度は日本がナンバー3までを持つ。カナダスキップがラストショットでトリプルテークアウト。カナダが2点を追加し、1―4と差を広げられる。
第7エンド
第7エンドは日本が後攻。日本はコーナーガードを置き、カナダはハウスにストーンを置いていく。相手サードの1投目でナンバー5までを持たれるが、サード小穴が形を崩す。スキップ藤沢は1投目でナンバー1、2を持つ。2投目も相手のストーンを正確にはじき出し、2点を追加。4-3と差を縮める。
第8エンド
第8エンドはカナダが後攻。日本はセンターガードを置き、両者がハウスに石をためる。カナダはサードがダブルテークアウトを決めて、カナダの石3つだけが残る。スキップ藤沢は相手のナンバー1にピタリと寄せる形でナンバー2を作る。カナダのスキップがラストショットで日本の石2つをはじき、2点を追加。3-6とリードを広げられる。
第9エンド
第9エンドは日本が後攻。日本が左右にコーナーガードを置き、ハウスにはカナダの石がたまる。カナダがいい位置をキープし続ける展開になる。カナダのサード2投目で、相手の石4つだけがハウスに残る。サード小穴の2投目は円心に寄せきれないが、スキップ藤沢がその石を押し出す形でナンバー2を作る。しかしカナダのスキップの2投目で押し出される。藤沢はラストショットで手前の自軍の石を正確に押し出し、円心に運ぶ。1点をキープし、4-6の2点ビハインドで最終第10エンドに入る。
第10エンド
第10エンドはカナダが後攻。日本はセンターガードを2つ縦に並べる。このエンドもカナダがハウスに石を置いていく展開になる。カナダがガードをすべて外し、ハウスでの攻防になる。スキップ藤沢の1投目は長くなり、ハウス奥に止まる。相手スキップが1投目を力強く投げ、円心からストーンがなくなる。藤沢は最終投で相手の石をはじき、ナンバー1、2を作る。カナダがラストショットで日本の石を1つ打ち出し、日本に1点が入る。1次L最終戦は5-6で敗れ、3位突破となった。
米国戦(午前5時)
| チーム | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 日本(ロコ・ソラーレ) | 1 | 2 | 1 | 0 | 1 | 0 | 3 | × | × | × | 8 |
| 米国 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | × | × | × | 1 |
■■■■試合経過■■■■
第1エンド
リード吉田夕梨花、セカンド鈴木夕湖、サード吉田知那美、スキップ藤沢五月の4人で臨む。
先攻は米国、有利な後攻は先攻。互いに石を打ち合う展開となり、氷の状況を確認しながらゲームを進める。藤沢の最終投は相手の石が円の中心近くに1つ置かれた状況で迎え、日本は自チームの石と相手の石をともに円外へはじき出すショットを目指すが、藤沢の石は円内にとどまる。ブランクエンドにできず、1点先取で第1Eを終える。
第2エンド
先攻は日本。リード吉田夕は1投目で円の0時方向に石をかける。米国の3投目で軽微なミスがあり、日本は円内に2つの石をためながらゲームを展開する。米国は5投目でもウエイトコントロールにミスがあり、円内に石を残せず。サード吉田知はセンターガードの裏にドローショットを決め、ナンバー3までを握る。米国に6投目でナンバー1をつくられるが、スキップ藤沢が相手の石をタップする好ショットを決め、ナンバー1を奪取。藤沢は最終投でも正確なラインコントロールを見せ、ナンバー2までを握る。米国は最終投でもミスがあり、日本は2点をスチール。3-0で第3Eへ移る。
第3エンド
先攻は日本。ナンバー2までを握りながらゲームを展開する。日本は円の2時方向に2つの石を横並びにして、米国の最終投を待つ。米国は2つの石をはじき出そうと試みたが、石に力が足りず、日本の石がナンバー1へ。日本が1点をスチールする。
第4エンド
先攻は日本。センター中心に石を集め、フロントエンドでナンバー4までを形成する。米国は5投目でナンバー2、3をともにはじき出す好ショット。ただ、なかなかナンバー1、2を崩せず、7投目でようやくナンバー1を奪取する。日本は藤沢が最終投で正確なラインコントロールを見せ、ナンバー1を再奪取。米国も最終投で円の中心に寄せ、メジャー計測の末に米国が1点を獲得した。4―1で第5Eへ移る。
第5エンド
日本は後攻。セカンド鈴木夕湖の2投目で手前のガードストーンを利用して円内の相手の石をはじき出す。最終投では相手にナンバー1を握られる中、藤沢が正確に円の中心へ寄せる。スチールされる可能性もあったが、確実に1点を獲得。5―1で前半5エンドを終える。
第6エンド
日本は先攻。互いに石を打ち合う展開となり、日本はミスなくゲームを進行。米国が最終投で自チームと相手の石をともに円の外へ出し、無得点となるブランクエンドを選択した。5―1のまま第7Eへ移る。
第7エンド
日本は先攻。互いに円に石をためる展開となる。日本はナンバー2までを握る中、スキップ藤沢は1投目でガードストーンを選択。それが功を奏し、米国はスキップ1投目で円の中心に寄せられず。すかさず藤沢は最終投でナンバー3までを握るドローショットを決める。日本は米国の最終投をガードストーンで阻み、大量3点スチールに成功。米国が負けを認めるコンシードを選択し、日本は8―1で快勝を収めた。これで1次リーグ5連勝。通算9勝2敗でカナダとの最終戦(日本時間21日午前10時開始)に臨む。
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